アメリカ携帯電話 HanaCellの日記

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アメリカの銃規制は可能なのか?

14日、アメリカのコネティカット州ニュータウンの小学校に男が乱入。ライフル銃などを乱射し、5〜10歳の子ども20人と、校長を含む学校職員6人が死亡するという、大変痛ましい事件が起こりました。


事件を受け、オバマ大統領はホワイトハウスで直ちに記者会見をひらき、銃規制の可能性について語っています。また、今日のニュースでは、銃規制法を求める嘆願書に署名した人数が、わずか3日間で15万人を超えた、というニュースもありました。(今見ると、既に170,000人を超えています。嘆願書のサイトはこちら


この事件で、アメリカは銃を規制することができるのでしょうか?


私の個人的な意見は、希望をもって「YES」です!
アメリカには、銃を保持・携帯する権利が守られています。銃賛成派の意見は、アメリカの歴史、文化に根付いており、暴力のない世界で生まれた外国人の私が銃規制の反対について意見をまとめても、全く説得力がないのだろうな、と思います。


ただ、今回の事件で犠牲となったのは幼い子どもたち。幼くて銃で反撃することすら知らない子どもたちが犠牲になったということを、私たちは忘れてはならないと思います。子どもたちやご遺族は、普通の人間が享受できるたくさんの夢や可能性を一瞬にして剥奪されました。それらを一瞬にしてなくした銃。もちろん銃だけが原因ではありませんが、ツールとして人を簡単に殺せるという時点で銃規制を実施すべきだと思います。感情論ではありますが・・・。


銃乱射事件が発生するたびに銃規制を求める声が米国では強まります・・・が、時間が流れるにつれ、忘れさられているような気がします。唯一、銃規制に対し一歩進んだ改革は、93年のロナルド・レーガン大統領暗殺未遂事件をきっかけに生まれたブレイディ法のみかと。今回は、もっと踏みこんだ規制がされることを願います。


私には子どもはいませんが、甥っ子達に出会ってから子どもたちが絡んだ事件に対してついつい熱くなってしまいます。子どもたちを見ていると、周囲の大人が守る(盲目的な守りではなく、指導を含めて)環境というのは必要なんだな、と思います。


最後になりますが、お亡くなりになられた方々、そのご家族・ご親族・関係者の方々に心よりお悔やみ申し上げます。