アメリカ携帯電話 HanaCellの日記

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ビザって・・・何?


「はじめまして。アメリカで働く記事を読みました。アメリカに住みたいのでためになったのですが、そもそもビザって何なんですか?」


というご質問をいただきました(先にビザについて書いておけばよかったですね。すみませんm(--)m)。

ビザ(Visa)とは外国人が滞在目的、滞在期間に応じて渡航国からもらう必要のある「許可証のようなものです。日本では査証(さしょう)ともいいます。ビザの主な目的は入国者の簡単な「身辺調査」です。ビザを申請すると、犯罪歴や過去の違法行為など審査されます。その結果、不適格となった場合にはビザは発行されません。


しかし、事前にビザが発給されても、入国拒否をされることがあります。それは、ビザが入国審査を行うための要件の一つでしかないために起こります。


(私の友人の妹さんは、現在アメリカに暮らしています。友人のご両親は、妹さんに子供ができたので孫に会うため、頻繁に観光ビザで渡米していました。しかし、何回目かの入国の際、審査官より「何度も観光ビザで渡米して、労働をしているのだろう」という疑いをかけられたそうです。幸運にも疑いはとけましたが。私達日本人からするとどうみても「引退した老夫婦」にしか見えなかったのですが、海外にいくとそうではないのね、、、と驚いたことがありました。)

国ごとにビザの仕組みが異なる

ビザが分かりにくいのは、国によってビザの内容が異なるところです。例えば、


アメリカの学生ビザ(F-1・M-1ビザ)は原則として労働不可

イギリスの学生ビザは週20時間以内の勤務可


など。ちなみに、アメリカでは学生ビザの他にI-20が必要になります。このI-20については別途こちらでも紹介しますが、こちらはビザではないため、I-20のみで米国に到着しても入国は認められません。逆に、I-20がない場合も同様です。

ビザは渡航先によって異なるので、日本にある渡航先国の大使館・総領事館に聞くのをお勧めします。

パスポートとビザの違い

パスポート(旅券)との違いは、

  • パスポートは「身分証明書
  • ビザは「入国許可証

です。また、パスポートは出身国の国が発行しますが、ビザは渡航国が発行します。例えば、私は日本人で現在イギリスで働いています。この場合、パスポートは日本国の発行になり、ビザはイギリスの発行になります。


ビザの詳細について書かれているサイトはたくさんあります。そこである程度の知識を設けて、日本にある渡航先国の大使館・総領事館に聞くのが一番確実です。また、留学や長期滞在者向けのエージェンシーに問い合わせるのもいいでしょう。「エージェンシーはお金がかかるから」と敬遠される方もいますが、彼らは、それら情報等を売っているプロですから実によく知っておられます。